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【ウサギがごはんを食べない】食欲不振の原因と問題

体調不良アイキャッチ画像

こんにちは!ウサくらです。
本ページではうさぎの食欲不振について掲載していきます。当ページについて記載内容に間違い・非掲載情報等があった場合はコメント欄にてご指摘いただけると幸いです。


食欲不振の問題点

●緊急度:非常に高い

ウサギが24時間以上ごはんを食べないと命に関わる大きな問題が起こります。ごはんを食べないことにより、胃腸の働きが低下し、ますます食欲がなくなる悪循環が起こります。また、他の動物と違いうさぎの場合ごはん(繊維質)をとらないと胃腸が正常に機能せず、腸内で異常発酵を起こしガスがたまります。

何らかの原因で食欲不振→胃腸の機能低下→異常発酵によるガス溜まり→食欲不振(以下ループ)

こうなると後はあっという間に転がり落ちていきます。

そして「脂肪肝」という肝臓の病気になっていくということです。ウサギは腸からの栄養が吸収されなくなると身体の脂肪を肝臓に集め、エネルギーに変えようとする性質があります。これにより全身から集まった脂肪を肝臓では処理できなくなり、肝機能が低下してしまいます。

さらに、繊維質不足が続くと腸内の細菌バランスが崩れてしまいます。
腸内の細菌バランスが崩れると悪玉菌が増え始め、毒素をばらまきます。これによりさらに食欲不振に拍車がかかります。

こういう問題が起こるからこそ、うさぎはギリギリまでがんばってごはんを食べようとします。つまりウサギがごはんを食べないということは、原因に関わらず我慢の限界であり命を落とすギリギリのところにいると考えてください。



食欲不振の原因例

ウサギが食欲不振に陥る原因は本当に多岐に渡ります。ここでは一般的な原因として多くあげられる『うっ滞』『不正咬合』について記載しいきます。
食欲不振になると体温が下がります。耳が冷たくなっていたら、耳を手で包み温めてあげたり、身体を毛布などで包むなど温めてあげてください。

うっ滞

普段の食生活(繊維質の不足)や毛玉など、何らかの原因で胃腸の働きが悪化し食欲不振に陥り、水も飲まなくなる症状です。極端に元気がなくなり、うんちやおしっこもほとんどしなくなります。動物病院で皮下輸液・薬の処方が必要となります。

全身の毛が生え変わる「換毛期」には特に注意が必要です。

以前は腸内に毛の塊が溜まり胃腸の働きが悪化することを「毛球症」と呼んでいましたが、全てを含めて「うっ滞」と呼ぶのが一般的なようです。


不正咬合

噛み合わせが悪くなり起こります。口腔内の痛みや違和感でごはんは食べなくなる症状です。初期は比較的元気もあり、オヤツや好きな食べ物だけを少し食べたり、お水は飲む事が多いように思います。

ごはんやオヤツをあげた際、食べたそうに寄ってくるが食べない…という様子が見られる、または口をたえず「くちゃくちゃ」していたり、よだれが多い場合は不正咬合を疑ってみても良いかもしれません。

前歯の不正咬合は比較的わかりやすいですが、奥歯の場合、飼い主では気付くことが難しいことがほとんどです。歯の生え方が問題なので、基本的に根治はしません。定期的に動物病院で臼歯のカットをしてもらい対応ましょう。

その他

その他にも、ストレスや暑さなどで食欲が落ちることもあります。「どこも悪くないんだし大した問題ではない」そう思えるかもしれませんが、これが原因で腸の動きが悪くなりうっ滞につながることもあります。
室温が高すぎる場合はエアコンなどで室温・ケージ周りの温度調整を、ストレスが原因の食欲不振の場合は、要因を見つけ原因を除去できるように心がけましょう。
もちろん、動物病院を受診することも忘れずに!

まとめ

体調不良や飼い主のごはんの入れ忘れなど理由に関わらずうさぎが24時間以上何も食べないことは既に非常事態と言えます。悪循環も含め非常に危険な状態に陥ることがあるので早急な対応・処置が必要となることを常に覚えておいてください。

ウサギは食べ続けることで腸内バランスを調整する食べてナンボの動物だということです。

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