颯太九死に一生を得る？【盲腸内のガス溜まり】

こんにちは、ウサくらです。またまた更新が滞ってしまいました…
以前からダラダラと続いていた颯太の食欲不振ですがしばらくの間、日中6割・夜完食というスタイルで落ち着いていました。幸い元気もあることから現状より悪くならないように注意しながら見守っていました。

しかし先日、これまでと比較にならないくらい急に体調が悪化してしまいました。
ごはんはもちろん口にせず、オヤツ（金極）やイタリアンライグラスなどの好物にも興味を示さず、明らかに元気もない…という明確な異変が起きたのでした。

その日は日中の食事量は5〜6割弱程度食べており、普段と大きな違いは見られませんでした。
しかし、夜のごはんを一切口にせず、ケージの外に出しても部屋の隅にうずくまりモゾモゾとしているだけでした。

明らかにお腹が痛そうな雰囲気です。

不自然な伸びを繰り返し、毛繕いもバランスを崩し上手くできない様子でした。

ケージの中を見てみるとウンチが一粒も出ていません！日中に食べている量が少ないためタイミング的に「まだ出ていない」という可能性も僅かながらにあります。
一旦かなり緩めに溶かしたフードを用意し、水分補給を目的とした強制給餌を試みてみることにしました。

イヤがって食べようとしない…

颯太はフードを用意すると自分からシリンジを咥えにきてくれる程、強制給餌に抵抗せず協力的です。

その颯太が力無く全力で拒否する…症状が重めの鬱滞を疑い、翌日かかりつけの動物病院を受診しました。
先生曰く「食べてる量の割に胃の内容物が多い。今回の食欲不振は胃が原因の可能性が高いですね。」ということでした。

お薬は先日もらったものが残っていたため、その日は点滴と伸びた臼歯のカットを行い様子を見ることに。

しかし、夜になっても改善の兆しが見えるどころか次第に元気がなくなっていきました。

翌日、朝一番で再度動物病院を受診しました。
妙な伸び方も気になっていたためこの日はレントゲンも撮ってもらいました。

レントゲンの結果、
・胃の中に3mm程の物体があること
・盲腸内にガスが溜まっていること　が判明しました。

盲腸内にガスが溜まっているため投薬は一時中止し、ブスコパンを点滴に混ぜてもらい投与して様子を見ることにしました。

日中の颯太の様子が気になって仕方がないので、入手していたものの使っていなかったペットカメラを設置して仕事中でも自宅の様子を確認できるようにしました。

保存後、多少明るさの調整はしていますが、外出先からスマホで確認する程度であれば画質も全く気になりません。暗い中でもしっかり認識可能です。
アプリの操作で声掛けやアングルの調整もでき、安い割になかなかの優れものです。
※上の画像は比較的元気を取り戻した後のものです。

地味にオススメです。

↑我が家に設置したカメラはコチラです。

夜になっても症状は回復せず、気付けば24時間以上うんちが出ていない状況に陥ってしまいました。
強制給餌やお腹のマッサージも逆効果になる可能性が高いため、飼い主に出来ることは「背中のマッサージ」「保温」そして「祈ること」くらいで、無力感ばかりが募っていきます。

しかし、夜中に差し掛かった頃、祈りが通じたのか？ゼリー状をまとった5cmはあろうかという大きなうんちが遂に姿を見せてくれました。

このうんちがかなりの腐敗臭を放っており、腸内で異常発酵を起こしていたんだな…と想像できました。
不覚にも嘔吐きました（笑）

しかし、これをきっかけにゼリー状をまとった大きめのうんちが次々と排出され颯太も徐々に元気を取り戻してきました。
そりゃあんなのが大量に詰まってたんだとしたらさぞかしお腹も痛かっただろう（泣）

日付をまたいだ頃から自分で猫草やチモシーを口にしてくれるようになり飼い主もホッと一安心。
盲腸にガスが溜まった場合、急変もあり得ます。と伝えられていたため本当に気が気ではない数日間を過ごしました。
もし、あのドデカうんちが出るのが後半日遅かったら助けてあげられなかったかもしれません。

まさに九死に一生を得た奇跡に近い出来事でした。
颯太の頑張りに感謝です。

あぁぁぁー！ほんとによかったー！！！

数日経った現在、颯太はここ半年で一番良く食べてる！と感じるほどに回復してくれました。

颯空は相変わらずの健康優良児で飼い主に優しい（笑）