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颯太のエンセファリトゾーン治療記〜発症第1週

エンセファリトゾーン治療日記その1

こんにちは、ウサくらです。
颯太のエンセファリトゾーン感染が確認されて1ヶ月ちょっとが経過しました。治療の甲斐があって、完全ではないものの症状も徐々に落ち着きつつあります。

ここに至るまでの自宅での対策や治療の様子、症状の推移などを備忘録も兼ねて掲載していきます。
今回は症状が一番酷かった発症第1週頃の様子について不在時のペットカメラの様子を交えてまとめていきます。

5月22日(発症初日)

部屋んぽの最中にほんの少しの違和感を覚えたこの日を発症初日として話を進めていきます。

この日は夜まで特に変わった様子もなく、いつも通り元気に日常を過ごしていました。
夜、部屋んぽでも元気に走り回っていたのですが、毛繕いを終えた颯太が少しだけ傾いているように感じました。
5月22日の様子

見ている方向によってはあり得るかな…と思ったのですが、どうも気になったのでこの違和感を胸に留めておくことにしました。

5月23日(発症2日目)

発症2日目となるこの日の朝もそれほど気になる様子もなく、僕は通常通り仕事にでかけました。

ただやはり気にはなっていたため、偶然代休を取っていた妻に前日の違和感を伝え様子を見てもらうことに。僕も頻繁にペットカメラで様子を確認していました。
5月23日の様子

昨日より傾きが大きくなってないか?
近寄って見てみると眼振も確認できるようになったため、急いで病院へと連れていきました。

エンセファリトゾーンの検査するための採血と、診察・点滴をしてもらいました。

血液検査の結果が出るには数日を要しますが、早期治療のため、エンセ感染を想定したお薬を1週間分処方してもらい当日夜より投薬治療を開始しました。
5月23日の診療明細

投薬・強制給餌

●夜→パナカー液(その他は点滴と同時投与のため翌朝より投与開始)

——
余談ですが、この日ロングコートチワワのひまりが初のトリミングに行き夏仕様へとモデルチェンジをしてきました。
ひまりのサマーカット

5月24日(発症3日目)

前日よりもさらに症状の悪化が見られたため、ケージ内の環境を大幅に見直しました。
5月24日の様子①

眼振のせいか、水は飲めているものの食欲が落ちてきたため本格的な強制給餌を開始しました。

颯太の体重から計算して1日の給餌合計が40g以上になるよう数時間おきに6回程度に分けて行いました。

また、バランスが取れず、盲腸便を食べられないことが多くなったため、ペットショップにてビタミン剤を購入して強制給餌のフードに混ぜて与えはじめました。
5月29日以降は給餌時間や量をメモしていますので以降のレポートには時間と量も掲載していきます。

以前の記事でも紹介した通り、転んだ際の怪我のリスクを軽減するためにケージ内側をクッションなどで囲み、トイレを撤去しました。

さらにネットで色々と検索をし、斜頸の症状が緩和したとのレビューがある『チカラのちから』をAmazonで購入しました。
リピート時に気づいたのですが、本体価格は同じですが送料がかからない分楽天市場で購入した方が700円程お得です。

投薬・強制給餌

●朝→抗生剤・ステロイド
●夜→抗生剤・ステロイド/パナカー液
●強制給餌→40g程度になるよう数時間おき
●サプリ系→マルチビタミン

5月25日(発症4日目)

5月25日の様子

発症4日目のこの日あたりから自力で立っていられる時間が短くなり、横たわっている時間が長くなってきました。
うんちやおしっこで汚れないよう、マットを頻繁に変えケージの掃除をこまめに行うようにしました。

寝転んでいる時間が長いため、ごはんはもちろん飲水すら困難になってきました。強制給餌に加えアクアコールでの引水補助、野菜・果物などによる水分補給などの対策も開始しました。

投薬・強制給餌

●朝→抗生剤・ステロイド
●夜→抗生剤・ステロイド/パナカー液
●強制給餌→40g以上になるよう数時間おき
●飲水補助→アクアコール・野菜・果物
●サプリ系→マルチビタミン

5月26日(発症5日目)

症状・様子は前日とほぼ変わらず。同様の介助を行いました。
早期に気付いて受診し、投薬を続けているにも関わらず症状は悪化し、この時期は正直かなりの不安を感じていました。

それでも信じて治療を続けていきます!

この日の夕方、病院から検査結果の電話がありエンセファリトゾーン抗体値が320倍あることから『エンセファリトゾーンに感染している、または感染していた』と考えられるという報告を受けました。

現在症状が出ていることを考えると前者と見て間違いないでしょう。回復を信じ、現在の治療をこのまま続行していきます。

投薬・強制給餌

●朝→抗生剤・ステロイド
●夜→抗生剤・ステロイド/パナカー液
●強制給餌→40g以上になるよう数時間おき
●飲水補助→アクアコール・野菜・果物
●サプリ系→マルチビタミン

5月27日(発症6日目)

症状・様子は前日とほぼ変わらず、一日のほとんどを画像のような状態で過ごしていました。同様の介助を行いました。
5月27日の様子

夕方、待ちに待った「チカラのちから」が届いたため、早速チカラのちからの錠剤を砕いて強制給餌のフードに混ぜて投与を開始しました。

投薬・強制給餌

●朝→抗生剤・ステロイド
●夜→抗生剤・ステロイド/パナカー液
●強制給餌→40g以上になるよう数時間おき
●飲水補助→アクアコール・野菜・果物
●サプリ系→マルチビタミン・チカラのちから

5月28日(発症7日目)

休日のだったため、颯太を連れ現状についての診察、薬の追加&検査結果を聞きに朝から動物病院を受診しました。
5月28日の様子

診察待ちの間、キャリーの中でもこのような状態で、起きていることが難しそうです。診察の結果、首が捻じれている【捻転斜頸】になっているとのことでした。

ケージを狭くして身体を起こした状態で動かないよう保定するべきか?現状のままケガをしないよう気をつけるべきか?を相談し、今後の状況によって対応は変わるものの、ひとまず現状のままで様子をみることにしました。

検査結果と追加のお薬を2週間分もらって帰宅です。

5月28日の診療明細
エンセ採血結果

この日の夕方突然自力で起き上がり、クッションなどの支えに頼りながらではありますがケージ内の移動・保定ができるようになりました。

調子の良い時に自力で水を飲んだり、わずかながらペレットを食べたり飼い主にとって嬉しいサプライズを披露してくれました。
エンセファリトゾーンの症状

薬が効いてきたのか?はたまた「チカラのちから」の効果が発揮されたのか?その両方か?真実はわかりませんが本当に嬉しかったです。

そして、この日を境に起きていられる時間が少しずつ長くなり始めました。

投薬・強制給餌

●朝→抗生剤・ステロイド
●夜→抗生剤・ステロイド/パナカー液
●強制給餌→40g以上になるよう数時間おき
●飲水補助→アクアコール・野菜・果物
●サプリ系→マルチビタミン・チカラのちから

5月29日(発症8日目)

前日と比べ、自力で起きていられる時間が少し長くなってきたように感じました。

移動時に転んでしまっても少しするとまた自力で起き上がりお水を飲んだりペレットを少し食べたりと今後に希望が持てるようになってきました。
5月29日の様子

この日はぺレットを自力で10〜15g程度食べてくれました。

投薬・強制給餌

●朝→抗生剤・ステロイド
●夜→抗生剤・ステロイド/パナカー液
●強制給餌→40g以上になるよう数時間おき
 ・6:40→9g+チカラのちから1錠
 ・12:30→7g+チカラのちから1錠
 ・14:00→4g+ビタミン
 ・19:00→6g+チカラのちから1錠
 ・21:30→6g
 ・23:30→6g
●飲水補助→アクアコール・野菜・果物
●サプリ系→マルチビタミン・チカラのちから

5月30日(発症9日目)

前日同様、自力で起き上がっていたり移動する様子が見られ、ペレットも5〜10g程度は自力で食べてくれていました。

投薬・強制給餌

●朝→抗生剤・ステロイド
●夜→抗生剤・ステロイド/パナカー液
●強制給餌→40g以上になるよう数時間おき
 ・6:50→6g+チカラのちから1錠
 ・13:15→5g+野菜・果物
 ・14:00→5g
 ・18:40→7g+チカラのちから1錠・ビタミン
 ・21:20→8g
 ・23:40→5g+チカラのちから1錠
●飲水補助→アクアコール・野菜・果物
●サプリ系→マルチビタミン・チカラのちから

5月31日(発症10日目)

症状に変化はありませんでしたが、この日はペレットを15〜20g程度食べており発症後一番の頑張りを見せてくれました。

投薬・強制給餌

●朝→抗生剤・ステロイド
●夜→抗生剤・ステロイド/パナカー液
●強制給餌→40g以上になるよう数時間おき
 ・6:45→6g+チカラのちから1錠
 ・13:20→5g+野菜
 ・14:00→5g+果物
 ・18:45→7g+チカラのちから1錠・ビタミン
 ・21:30→7g
 ・24:00→5g+チカラのちから1錠
●飲水補助→アクアコール・野菜・果物
●サプリ系→マルチビタミン・チカラのちから

まとめ

発症後すぐは変化や動きの大きい期間だったため、想定の倍近い長さになってしまいました…
症状が落ち着き始める以降は簡潔に、動きのあった日にちをピックアップして掲載していければと思います。

記憶を辿りながらの走り書きのため、読みにくい部分や間違っている部分があったらすみません。随時修正していきます。

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