【うさぎの熱中症】エアコンをつけていても油断は禁物!?
- 2021年08月2日
- 日常・ブログ
こんにちは、ウサくらです。少し困った事態が起きたので備忘録も兼ねた雑記ブログです。
昼夜を問わず、暑い日が続いていますね。人間にも、もちろんうさぎにとっても苦しい季節がやってきました。
24時間絶賛エアコン稼働中の我が家ですが、つい先日長男「颯太(ふうた)」が熱中症と思しき症状を発症し、食欲不振に陥ってしまいました。日中もエアコンを点けているからと無意識で油断していたのかもしれません…
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その日、いつも通りエアコンの温度設定を25度にして仕事に出かけました。
仕事を終え帰宅後、室内に入るとどうしたことか部屋の中がかなり暑い!慌てて温度計を見てみると室温は32度!?今までこんな事なかったのに何で!?
エアコンが止まってる?と思い確認しましたがしっかりと稼働しています。エアコンの温度設定を限界まで下げ、扇風機で室内の空気を動かしてみましたが一向に涼しくなる気配がない…
この時期にエアコンが壊れた!?
最悪も最悪な想像をしましたが、まずはケージ周りの気温を下げることが最優先!颯太と颯空のケージ付近に保冷剤を置き、タオルで包んだ保冷剤で耳や身体を優しく撫で、少しでも涼しくなるよう対処しました。
ちなみにどちらも朝あげたごはんは完食しており、パッと見た感じでは大きな異変は感じ取れませんでした。
その後しばらくして晩ごはんの時間に。そらはいつもと変わらぬ様子でごはんを食べてくれました。
しかし
ふうたが一切食べない!!
暑かったからか、それとも歯の調子が悪くなってしまったのか…いずれにせよ緊急事態です。
耳は少し冷たい?お腹の下に手をまわしてお腹の様子を探ってみると少し張っているようにも感じる。うっ滞?不正咬合?胃拡張?熱中症?いろいろな可能性が頭をよぎりました。
大好物の牧草(イタリアンライグラス)を口元に持っていっても興味すら示しません。この時点で不正咬合の可能性は低いかな…と判断しました。
※歯に原因がある場合は食べたそうに興味を示すものの痛いから食べない。という行動をすることが多いため。
となると、うっ滞・胃拡張・熱中症のどれかになるのかな…。病院に連れて行ける時間でもないし、いずれにせよマズいな…と思いつつ注意深く様子をみていました。
しばらく経ち、室内が十分涼しくなってからも食べようとする気配がないため【強制給餌】をするか?を考えました。しかしお腹が少し張っていること、うんちがほとんど出ていないこと、胃拡張の可能性も0ではない…と考え、強制給餌はせず、シリンジを使って【お水をしっかり飲ませる】という結論に至りました。
どうやらこの判断は正解だったようで、水分をしっかりと摂らせた後状態は少し好転しました。目に力が戻り、呼びかけに反応するようになってくれました。
翌朝は咋夜と比べればかなり元気になったように思えます。しかし、依然としてペレットは食べてくれません。レタスなどの生野菜を与えると与えた分だけ食べてくれたのでまだ体内の水分が足りていなかったのかもしれません。
仕事に向かう前、もう一度シリンジでお水を飲ませ後ろ髪をひかれながら会社へと向かいましたが、当然気になって仕事どころではありませんでした。
昼休みになり、お昼も食べずに様子を見に自宅へ帰りました。朝よりさらに元気が戻ってる。エアコンもしっかり効いて室内も涼しい。
自宅に滞在できたのはほんのわずかな時間でしたが、その間でお水を飲む姿・ほんの少しだけどペレットを食べる姿が確認できたので、朝ほど大きな不安を抱えることなく職場へと戻りました。
夕方、早々に仕事を終わらせ帰宅。改善の兆しは見られるものの念のためかかりつけの動物病院へ。
臼歯のチェックもしてもらいましたが、食欲不振に陥るほどの異常はなし。
この日は水分補給の点滴と念のためにお薬をもらって帰宅しました。
帰宅後はペレットをモリモリ食べるいつもの颯太に戻ってくれたため、やはり軽度の熱中症・脱水状態になっていたのだと思われます。エアコンをつけているとは言え、油断していた飼い主は大反省です。
ちなみに、夜になると寒いくらいエアコンが効いたのでエアコンが故障したわけではなかったようです。あらためてエアコンの効きが悪かった理由を考えて対策を取ることにしました。
考えられる理由
●室外機の熱交換効率が悪かった
●角部屋のため外気温の影響を受けた
●階下が空き部屋で熱がこもりその影響を受けた
とりあえず、できる対策から進めていきましょう!
行なった対策
●室外機の内部温度を下げる
●室外機・室外機周辺の掃除
●ベランダに日よけシートを設置
●サーキュレータを購入
まずは室外機・室外機周辺の掃除をしてみました。エアコン本体のフィルター掃除等は定期的に行っていたのですが、室外機に関しては直射日光を避ける屋根をつけていただけで特に掃除をしていませんでした。
覗き込んで見ると、室外機の裏側(熱交換フィン)部分にホコリが溜まっていたため重点的に掃除をしました。心なしか室外機から排出される風の温度が低くなり、音も小さくなった気がします。これからはフィルターだけでなく、室外機も定期的に掃除しようと固く心に誓いました。
次は「バケツとタオル」を使って室外機の温度を下げるという、少し前にSNSで話題となった方法を実践。
やり方はいたって簡単。水を入れたバケツ(我が家は洗面器ですが…)にタオルの一部を浸し、残りの部分は室外機の天板に広げておきます。
タオルの一部が水に浸かっているため、天板の上のタオルは常に湿った状態を保つことができるようです。タオルの水分が蒸発する際の気化熱で室外機・室外機周辺の温度を下げてくれるようです。
実践した日はエアコンの調子も良く、室温は安定していました。SNSでも効果を絶賛する投稿もみられましたが、実践期間が短いためはっきりとした効果の報告は控えます。しかし、すぐにでも実践できるので試してみる価値はあるかもしれませんね。
実践する際は、風でタオルが飛び、室外機の吸い込み口等をふさいでしまわないよう注意しましょう。
さらに、今までむき出しだったベランダに遮光シートを設置して、室外機への直射日光・室内への日光の照射を防いでしまいます。プライバシーも保護されるので一石二鳥。これで裸でベランダに出ても安心です(笑)
ベランダ側から見るとこんな感じ。
こちらは昨日設置したのですが、実践初日の執筆日がまさかの曇りということで、効果のほどはまだ不明。抜群の効果を発揮してくれると信じ、晴れの日を待ちます。
室外に施した対策はこのくらいです。遮光シート以外はすぐにでも試せることばかりなので、エアコンの効きが悪いと感じている方は是非お試しあれ。
室内環境としては、上下左右に首振り可能なサーキュレーターを購入し、エアコン併せて使用するようにしました。室内の空気の循環がスムーズに行われるため、部屋の各所まで冷気が行き渡りかなり効果が高いと感じました。
しかし、あくまでエアコンが正常に作用していることが前提となるため、油断は禁物ですね。
思ったより長くなってしまい「熱中症パート」と「対策パート」に分ければ良かったと若干後悔していますが、書いたものは仕方がないのでこのまま猪突猛進します。
うさぎにとって深刻な状況になりうる熱中症。室温管理には気をつけていたつもりですが、まだまだ管理が甘かったな…と反省しています。
今回は運良くことなきを得ましたが、最悪の場合命を落としていたかもしれないと肝に命じて今年の夏も颯太と颯空、そして夫婦で乗り切っていこうと思います。
今回のようにエアコンの不調に限らず、急な停電やエアコンの故障など、予期せぬトラブルについて改めて考えておく必要があるな…と感じた怖い出来事でした。
対策の結果報告はコチラから
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