【うさぎの散歩】外での散歩「うさんぽ」の必要性と注意点
- 2020年09月4日
- うさぎと暮らす
こんにちは!ウサくらです。
1日のほとんどの時間をケージの中で過ごすうさぎにとって、室内外を問わず散歩をさせることは運動不足やストレスの解消など、健康維持の面においてとても重要となります。
ちなみに、うさぎを室内で散歩させることを「部屋んぽ」、外へ連れ出し屋外で散歩させることを「うさんぽ」と言います。今回はこの「うさんぽ」についてふれていきたいと思います。
CONTENTS
「うさんぽ」は必要?
前提としてうさぎは生後6ヶ月以降くらいから室外で散歩をしてよいとは言われています。
しかし、結論から言ってしまえば【うさぎは必ずしも外で散歩させる必要はない】です。
現在ペットとして飼育されているうさぎの先祖にあたるアナウサギは、外敵などのリスクを回避するため、餌を探して食べる以外の時間は巣の中で過ごし、無駄に外へ出ないという習性があります。
このような習性を受け継いでいることもあり、特に室外へ連れ出して散歩する必要はありません。「部屋んぽ」で飼い主さんと遊ぶことで、十分幸せな楽しい時間を過ごすことができます。
天候や外敵など注意すべき点が多いため、ウサくら家では今のところ「うさんぽ」未経験です。「うさんぽは必要ない」と言いましたが様々な点に注意してうさんぽを行なっている飼い主さんを否定する記事ではありません。むしろ羨ましいとすら思っています。
うさんぽに必要なもの
安全な室内での「部屋んぽ」と異なり、「うさんぽ」には最低限下記のものを用意して行く必要があります。
●キャリー
うさんぽ場所と自宅を行き来する際に使用します。また、うさんぽ中の緊急避難先にもなります。
●リード・ハーネス
外敵から襲われた際や、危険な場所・遠くに行くことを避けるために必須です。
リード・ハーネスは、うさんぽ中のウサギと飼い主の命をつなぐ命綱だと思ってください。
●フード・おやつ
たくさん運動するとうさぎもお腹が空きます。知らない野草などを食べてしまうリスクを回避するためにも1回分程度の量を準備しておくと良いでしょう。
●お水
お腹が空くのと同じように喉も乾きます。いつでも水分補給ができるよう準備してあげましょう。
●タオル
体や足の裏の汚れを拭き取る際に使います。1枚でも持っていくと便利ですよ。
うさんぽ時の際の注意点
●外敵などに注意
犬や猫、カラスなどの野鳥が周囲にいないかに気をつける必要があります。
特にワシ・タカ・トンビなどが上空から突然襲ってくる可能性も十分にあります。飼い主がしっかりと注意しておく必要があります。
うさぎは食物連鎖上、被捕食者となります。外敵の姿が目に見えなくても臭いや鳴き声を敏感に感じ取ってしまい、ストレスとなってしまうこともあります。
●危険な場所に入れない
室外には外敵の他にも、ノミやダニ、寄生虫といった生き物もいます。目視ではなかなか確認することが難しいため草むらや茂みなど、ノミ・ダニなどが多く生息している場所に入れない・近づかせないように注意する必要があります。
うさぎはノミやダニに寄生されると非常に痒がり、掻きすぎて皮膚を痛めてしまうことがあります。寄生された場合は動物病院で投薬などにより駆除してもらう必要があります。
●温度変化に注意
ウサギは温度変化に弱い動物です。特に夏の暑さには要注意!熱中症などを引き起こす危険があるため、気温・湿度の高い時期のうさんぽは避けるようにしましょう。
春や秋などでも、コンクリートから放出される熱によって熱中症を引き起こすこともあります。
また、肉球のないうさぎの足の裏はとても繊細です。暑くなったコンクリートで火傷をしたり、ケガをしてしまうこともあります。
うさんぽは穴を掘ったり、動き回ったりできる土の上で行うようにすると良いでしょう。
●野草にも注意が必要
うさんぽの際草食動物のうさぎは、道端に生えている野草などを食べてしまうこともあります。もちろん、タンポポやシロツメクサなど食べても良い野草もたくさんあります。しかし逆に毒性を持つ絶対に食べてはいけない野草も数多く存在します。
また食べても良い野草であったとしても、除草剤や農薬、排気ガスや他の動物の排泄物などにより汚れてしまっているものもあるため決して油断はできません。これらを間違って食べてしまわないように注意してあげてください。
万が一うさぎが野草を食べて体調を崩してしまったら、一刻も早く動物病院を受診し治療をしてもらってください。その際、うさぎが食べた野草を少しちぎって持参すると良いでしょう。
おわりに
今回はうさぎの散歩「うさんぽ」についてまとめてみました。実際外に連れ出す必要はないのかもしれませんが飼い主としては【うさぎと一緒に外を歩く幸せ】には非常に憧れています。いろいろなことに注意を向けつつ、いつかは実現したいと思っています。