【うさぎの強制給餌】1日に何回?どのくらいの量を食べさせればいい?
- 2020年07月17日
- うさぎ強制給餌

こんにちは、ウサくらです。
うさぎの強制給餌に関する記事第2回目の今回は、【いつ・どんな時に・どのくらいの量を・何時間起きに・いつまで】…など、強制給餌を行う際に浮かんでくる疑問を一緒に解決して行きましょう。
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強制給餌が必要な時は?

強制給餌が必要となる時は、いわずもがな自力でごはんを食べない・食べられなくなってしまった時です。
うさぎは常に消化器官を動かし、腸内の細菌バランスを保つ必要があるため絶食に耐えられる動物ではありません。短期間の絶食で胃腸・肝臓など全身へ悪影響が出てしまい命を落としてしまう危険性があります。
かかりつけの病院への受診が大前提となりますが時間や休診日の都合上、強制給餌で受診までの体力・命を繋ぐことが可能な場合もあります。
しかし、胃の幽門が閉じてしまっている場合や腸閉塞などを引き起こしている場合は強制給餌が逆効果となってしまう場合があるため注意が必要です。これは飼い主さん側で判断することは難しい事なので、やはり1番は一刻も早く動物病院を受診することです。
診察・診断の内容により強制給餌が必要かどうかを相談することができるので「今後の食事は強制給餌で与える必要がある」や「自力で食べるようになるまでは強制給餌を行う」などの的確なアドバイスをもらえるでしょう。
強制給餌で食べさせる量
では、強制給餌を行う際、どのくらいの量を食べさせればよいのでしょうか?
使用するフードの種類・フードを溶かす際の水分量・うさぎの体重によって変わってきます。今回は我が家でも使用している【イースター社のライフケア】を例にしていきます。粉末状になっているため水に溶けやすくシリンジでの投与もしやすいです。

1日に与えるべき量は体重の3〜5%程度、つまり体重1kgあたり30〜50g、水分量はフードの1〜3倍程度が必要となります。1回の強制給餌で与えるフードの量は20cc〜30cc程度に留め、数回に分けて1日に必要量を与えるようにしましょう。
強制給餌を行う回数

強制給餌が必要となってしまった場合、何時間置きに、何度行う必要があるでしょうか。
理想を言えば数時間置きに行いたいところではありますが、なかなかそうはいきません。可能であれば朝・昼・夜と3回に分けて行えばよいでしょう。
仕事などの都合上どうしても昼に行うのが困難な場合は【朝(出勤前)・夕方(帰宅後すぐ)・夜(寝る前)】の3回に分けて行うのも良いかもしれません。この場合、朝に与える量を他より少し多めにしておくと安心かもしれませんね。
また、フードは1日分を作り置きするのではなく、食べさせる時に食べさせる分だけ準備するようにしましょう。
強制給餌のやめ時

強制給餌により胃腸が正常に働き出し、うさぎが自力でごはんを食べるようになってくると強制給餌の終わりが見えてきます。自力で食べているごはんの量に応じて強制給餌で与えるフードの量を調整していきましょう。
ごはんをしっかり食べ、質の良いうんちが出ていることを確認できたら強制給餌は一旦終了です。以後の食事や排泄の様子を慎重に観察しつつ、うさぎにとっても飼い主にとっても平和な日々を堪能しましょう。

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終わりに
今回は強制給餌のやり方ではなく、強制給餌が必要となった場合の量や回数などについてまとめてみました。ウサくら流の強制給餌のやり方をご覧になりたい方は関連記事【解説画像付】一人でもできるうさぎの強制給餌のやり方・手順についても見てみてくださいね。
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