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【チモシー】1番刈りと2番刈り・プレス方法の違いは?

チモシー1番刈りと2番刈りの違いに関する記事アイキャッチ

こんにちは、ウサくらです。

うさぎの主食の一つであるチモシー。しかし一言で「チモシー」と言っても、産地も違えば、1番刈り・2番刈り、シングルプレス・ダブルプレス…と、チモシーだけでも目移りしてしまうほどの種類が販売されています。
そこで今回は、チモシー【1番刈り】と【2番刈り】それぞれの特徴とその違いについて簡単に解説していきます。


チモシーとは

あえての説明の必要はないかもしれませんが…

チモシーとは、ヨーロッパ原産のイネ科の多年草で、牧草・ウサギなど小動物の餌として用いられています。
和名では「オオアワガエリ」と呼ばれます。知らなかった…(笑)

チモシーの画像

1番刈りの特徴

成長した牧草を最初に刈り取ったものを【1番刈り】と呼びます。

春〜初夏(6月〜7月頃)に収穫されたものが1番刈りにあたり、茎がしっかりとしていて背丈1.5mほどまで成長します。大きな穂の部分も多く、うさぎの腸内環境維持に欠かせない繊維質が豊富に含まれています。低カロリーで栄養素も高く、草食動物の主食にはぴったりです。

また、硬くしっかりとしたものが多いため、咀嚼する時間が長くなり不正咬合の予防にも役立ちます。

1番刈りのチモシーを好んで食べているウサギには、他のチモシーを無理に食べさせる必要はない程、栄養面・健康面で優れた牧草です。

2番刈りの特徴

1番刈りを刈り取った後、再び成長した部分を刈り取ったものを【2番刈り】と呼びます。

夏の終わり〜秋(9月〜10月頃)に収穫されたものが2番刈りにあたります。1番刈りと比べ、茎が細くなり葉の部分が多いのが特徴です。柔らかい部分が多く、芳醇な香りで食べやすく指向性が高めです。

1番刈り程ではないものの繊維質も豊富で、不正咬合予防にも役立ちます。

老うさぎや病中・病後、歯の悪いうさぎにオススメの牧草です。

ちなみに、2番刈りのさらに後に収穫される【3番刈り】は、冬の時期収穫されます。茎がほとんどなく、柔らかい葉の部分が大半のため、硬い牧草が食べられないうさぎにオススメです。

プレス方法について

牧草は出荷時にプレスにかけられ圧縮されます。パッケージに書かれている【シングルプレス】【ダブルプレス】といったものが文字通りプレスの方法(強弱)となっています。次は、このプレス方法の違いについて見てみましょう。

シングルプレス

シングルプレスは弱めの圧縮で葉や茎にかかる負担が小さいため、潰れたり崩れたりすることが少ないです。出る牧草クズの量も少なく、最後まで状態の良いチモシーを食べさせることができます。

ダブルプレス

ダブルプレスには強めの圧縮が掛かっています。かける圧力が強いため葉や茎が崩れやすく、シングルプレスと比べて牧草クズは多くなります。しかし、強めの圧縮をかけることにより、同重量の牧草がシングルプレスと比べて小さな固まりとなるため、かさばらず一度に大量の牧草を運ぶことができます。

どれを食べさせるべき?

チモシーに関する記事画像2

ここまで見てきただけでも、多種多様な牧草の種類がありました。結局どれを食べさせるのが良いか悩んでしますよね。

結論から言えばうさぎが好んで食べてくれる牧草を選ぶのがベストでしょう。
実は結構グルメなうさぎは、個体により好みも多様です。健康に気を使って1番刈りをたっぷり与えたところで、うさぎの口に合わず食べてくれなければ何の意味もありません。

もちろん、1番刈りを好んでモリモリ食べてくれるのならそれに越したことはありませんが、そうでないのであれば2番刈りや3番刈りを与えてみたり、いっそのこと牧草の種類を変えてみるなどして食べてくれる牧草を探してみるとよいでしょう。

牧草を【食べない<3番刈り<2番刈り<1番刈り】のように考えておくと柔軟に対応できるでしょう。



まとめ

チモシーの1番刈りと2番刈り・シングルプレスとダブルプレスの違いについて解説してきました。

散々違いについて述べてきましたが、結局のところそれぞれのうさぎごとに【牧草の種類・1番刈り・2番刈り・プレス方法には好みがある】ため、嫌いな牧草を無理に食べさせようとするのではなく、好んで食べてくれる牧草をうさぎと一緒に探していくことが重要です。

嫌いな牧草ばかりを与えられ、最終的に【牧草嫌い】なうさぎになってしまわないように気をつけていきたいですね。

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